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カミナリオヤジ

少し前の話ですがね、yu-が近所のちよっと広い公園で知らない男に頭を殴られたんですよ。その時一緒にいた友達3人も殴られたそうなんです。しかもいきなり後ろからげんこつで。

「yu-、お前ら何かいたずらでもしてたんじゃないか?まぁ、最近あぶないのもいるから気をつけろよ。」

「・・・うん、でもボクたちは公園に仔猫がいたから、観察していただけなのに・・・。」とコブができるのを気にして頭を触りながら、涙目になりつつ話すyu-。

「えぇっ、じゃお前ら悪くないじゃないか。どんなヤツだ

「あ・うん、お父さんよりちょっと年上くらいの人かなぁ、ジャージみたいなの着てサングラスをかけてた。

「ふぅ~ん(きっとヤンチャな高校生かな、ワシ若く見られるし)じゃあ今度公園で見かけたら、すぐにお母さんか、お友達の親に言いに行きなさい。」

「うん、わかった。」

「shi-、学校にも一応連絡入れとくか

「そうやなぁ、最近物騒やからなぁ。怖いわ~」

数日後、たまたま私が家で休日を満喫していると

「お父さん、お父さん、あの人公園に来ているよ、来て来てぇ~っ」と友達とともにyu-が駆け込んできた。

「何っ、よっしゃ、すぐ行ったる

「あなた、気ぃつけてなぁ~

「おうっ

ったく、どんなヤツか知らんが(まぁ高校生くらいのヤンキーやろ)、うちのまだチビ助のyu-と友達3人を後ろからゲンコツでどつくとは、なんちゅう大人気ないヤツじゃ。少し説教したらなあかんな。冷静にな。ワシ大人やし。

と、冷静かつ足早に公園へ向かうと

「・・・お父さん、あの人あの人」と小声で囁く子供たち。ふと指差す方を見ると、いたいたいかにもという風貌で伸びたパンチパーマにサングラス、ダボッとしたジャージ(?)のような服を着て、サンダル履きで練り歩いている男。

何や大人やんか、何で大人が訳もなくワシの大事な子供らをいきなりしばいとんねんワシゃ、理不尽な暴力と弱い者いじめだけは好かんっちゅー話や

とその時は私も「カーッとなってしまい

「くぅおらぁあっっ何いきなりワシの子らの頭殴っとんねんっ

「えっ

「お前や~、いきなり子供の頭殴ったろ~

「ああ、あの時の。ありゃその子たちが猫をいじめとったから、叱ったんじゃ

「何ぃ~、本当かyu-、お前らぁ

「・・・見ていただけだよ。

「見ていただけって言ってるだろうがぁあ

「じゃぁ、俺の勘違いだ。すまんすまん。」

「すまんじゃないやろ、ワシにじゃなく子供らに謝れ

「あ、ああ、お前ら悪かったな。おじさんの勘違いだったよ。

「ったく。何と勘違いするんじゃ

「いや、本当に悪かった・・・。実は最近公園の中で猫に石を投げたり、鯉に大きな石を落としたりするガキ・・子供がたくさんおるんですよ。中には大人でも花を折ったり、鯉に捕まえてきた虫の羽を取って餌にしてやる者までいるんです。もっと生きものの命を大切に感じて欲しくて、つい怒鳴ったり子供にはゲンコツしたりしてしまうんです。痛みが分からなくては、他人の痛みもわからないでしょう・・・」

良く見ればワシより一回り以上も年配のおっちゃんが、とつとつとそんなことを語り始めました。私はおっちゃんの話をじっと聞き入っておりました。

「・・・おっちゃん・・・スマン・あんたええ人やんか。ワシこそ大きな声出してスマンかった。今の世の中、おっちゃんみたいな近所のおっさん、必要やで。これからも子供たちがいけないことをしたり、危ないことをしているのを見たら、叱ってやってください。ただ何をしているかだけは、ちゃんと確認してくださいよ。」

「ああ、そうするよ。済まなかったね。子供のために怒れるお父さんに逢えてよかったよ。子供たちにもよく伝えて下さい。

「分かりました。ありがとう、おっちゃん。

と、最初の勢いはどこへやら。意気投合した私たちは笑顔で別れました。

「yu-、君達、あのおっちゃんは悪い人じゃないぞ。公園で動物や植物を乱暴に扱う人に注意をするんだって。それに子供たちが池に落ちたり、木登りから落ちて怪我をしないようについ注意をしてしまうんだって。ただこの間、君達の頭を殴ったことはよく確認もせずにひどいことをして済まなかった、って。お父さん、それならおっちゃん、これからも宜しくお願いします、って言ったから。公園で今度あのおっちゃんに出会ったら、ちゃんと挨拶するんだぞ。

「はぁ~い。

私が子供の頃には必ずと言っていい程どこの町内にもいた「カミナリオヤジ、学校では教えてくれないようなことを教えてくれる貴重な存在だったのかもしれないねぇ。現在ではほとんど見かけなくなってしまい、ちょっと寂しいよねぇ

 

隠居したら、ワシがなるかっ

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コメント

おおっ!!

お父さんの貫禄、本領発揮じゃないですか!!

勇気ある行動に出れる、日和さんは、
頼りにされてるでしょうね!!(*^-^)

しかし、そこまで怒鳴ると、yu-君達は
怖がってなかったでしょうか??(^_^;)

自分も、怖くなってきたので、

これからは日和ボスと呼ばせていただきます
<(_ _)>

・・・って、それは冗談ですが(^_^;)

親分さん!!!

今までのご無礼をお許し下さい<m(__)m>
これからもよろしゅうお付き合いをお願いしやす。
日和親分!!

しんじろうさん・星のオヤジさんへ

◎しんちゃんへ
yu-達は、そのおっちゃんを怖がって少し離れたところから様子をうかがっておりました。^^;

私とおっちゃんの話している様子を見て安心したのでしょう。近くに寄って来ました。^^;;

子供って意外と敏感に空気を読むのですよ^^

◎星のオヤジさんへ
まったく「怒」は良くないですね。おっちゃんが悪い人ではないと気付いたときには、私も恥ずかしくなりました。T_T

おっちゃん同様、私も確認不足でしたよ~><;;;

でも、きっと本気で怒ったオヤジさまの方が迫力満点という気が・・・。^^;;;;;;;

ええ話や~

今の時代にもカミナリオヤジがいるんですね。
学級崩壊etc子供に関する問題がある今だからこそ、このようなカミナリオヤジの存在が特に必要だと感じますね。
また、子供のために怒れる日和さんも親の鏡ですね。

子供達に、悪いことをきちんと叱れるカミナリオヤジ、日和さん本当に将来なっていそう。

ドラゴンさんへ

いるんですよ、カミナリおっちゃん^^

むやみにゲンコツはいけないけれど、見てみぬフリして「ことなかれ」ってのもねぇ・・って思っちゃいます。

学校の先生も、やたら「体罰」と保護者に取り沙汰されるので、なかなか思うように叱れなかったりするらしいよ。

大人にきちんと叱られることから学ぶことは、子供たちにとってとても重要なことだと思うのだけどね~。

感情をぶつけるという怒り(キレる?)ではなく「きちんと叱れる」が、難しいけど大事なんだよね~^^

ええはなしや パート2

今の時代こんな話は 引き込まれます。
自分も含めて みんな 臆病な時代になりました。

家庭訪問の時に家の娘は悪いことしたら遠慮無く
「ヒッぱたいていいです」とお願いしたところ、
「とんでもありません」と 恐縮されました。 先生生命に関わるという 臆病な時代 いい教育って言うのはいったいななん?って思う。

だから 家での教え育みはホント重要です。 父ちゃんが悪いとき悪いって体罰しなきゃ まだ人になりきれてイナい子どもという生命体は 間違った道を 楽な道をずるく選択してしまうよね。

父ちゃんは きびしいけど それが親の道だと思います。 だから 今回の話は ブラボー (大絶賛!!  愛在る体罰賛成 無慈悲な暴力反対 コキアn大好き  

とし。wさんへ

トシさん、遅っそいよぉお!(久々の台詞~)^^;

何と言うか理想を言えば、まず大人が大人としての責任を果たすことを体現してやることが大事じゃないかなぁ、って思うんですよ。

親であれば親として。教師であれば教師として。

親の背中を見て子は育つ、親がいなけりゃ近くにいる大人の背を見て子は育つんだろうねぇ。

そして大人は年をとったら「老いては子に従え」ってね。^^

近くにいる大人が背中を丸めて歩いていたら、子供は大人になりたいとは思えないんじゃないかねぇ。

希望を将来に繋ぐ努力をすることは子供に対する大人の務めかなぁ、って思います。

コキアn大好き!トシサn大好き!^^
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プロフィール

日和

Author:日和
KOKIAさんの紡ぎ出す美しい歌と音楽が大好きです。ここ数年は毎日の更新をしていませんが、家族の出来事を中心に、ほのぼのと感じた出来事などを時々綴らせていただいております。(日和)

日和:私 
shi-chan:ハニー(妻)
chi-:娘 (社会人2年生)
yu-:息子(大学3年生)
愛犬:ロザリー(♀8才)

ファミリーでKOKIAさんを追っかけていましたが、子どもたちもすっかり大きくなった為、現在は夫婦2人、休日は気ままにブンブン♪ドライブを楽しんでおります。KOKIAさんのライブ会場へも時々は出没します。(shi-)

皆様どうぞ宜しくお願いします。

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