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はじまりのコンサート


KOKIAさんの2014年春のコンサート「Release」

コンサートはまた追加公演が残っているのですが
観覧させていただいた18日(2日目)の感想を書きます。


昨年2月、KOKIAさんは公私にわたり大切に想われていた方を
亡くされたと公表されました。

その苦しみと悲しみの大きさは、一昨年前のクリスマスコンサートで
「はじまり」を歌われた際にこぼされた、他人には真意を知る由もない涙や
昨年の、観ることさえ辛く感じた春コンサートを通じて推し量ることはできました。

その後、恒例の隠れ家コンサートや、今年のニューイヤーコンサートなどで
KOKIAさんの歌う姿を拝見しましたが、『前に進まなきゃ』という想いとは裏腹に
悲しみに捕らわれたままの姿にしか、私の目には映りませんでした。

昨年の秋から、KOKIAさんは長期にわたり、ロンドンで過ごされていたようですが
それも、日本にいることで触れるであろう大切な人の匂いや影に
今はもう実体として触れることができないという現実を思い知らされ
そんな辛い状況から逃れるためのなのだろうな、と思っていました。

今回のコンサートが開催される数日前
KOKIAさんは公式ホームページにあるご自身のブログの中で
「・・・私、結婚することになりました。」と、突然明かされました。

「えっ、本当に!?こんなに早く結婚て・・・」と恐らく
多くのファンの方が驚かれたのと同様に、私もとても驚きました。

次に私の中で湧いてきた感情は「おめでとう」という気持ちではなく
「憤り」、そして「落胆」でした。

私の捉えてきたKOKIAの歌にある「愛」という言葉の意味。
これは少なくとも、私の思う「愛」の意味とは全く違う価値観によるものだったんだ。
そう感じました。

・・・残念でした。


私がKOKIAさんの世界を通して知り合えた
KOKIAさんのファンである、とある敬愛する友人は
このKOKIAさんの突然の報告に、いち早く違和感を感じられ
落胆していた私に、この件に関する彼の推理を教えて下さいました。

なるほど、確かにそう解釈すると釈然とすると思いました。

(そうあって欲しい、とも思いました。)

もちろん、こちらの勝手な思い込みですが
KOKIAさんというアーティストの人間像が核心的な部分で思い描いていたものと
まったく違っているとは思いたくなかったですしね。

18日のコンサートを観る前の私は「結婚する」と報告された
KOKIAさんの真意について、自分の目で見て耳で聞いて推し量ることはできなかったので
実は、今後もKOKIAさんのファンでいられるかなと不安な思いもありました。

直前にセットリストを見るまでは。


会場は、おなじみの国際フォーラム・ホールC
この会場で、10周年のコンサートもしたんですよね。

席について、ふとKOKIAさんの大切な人が
ステージ上でセッティングの微調整をしたり、飲み物を置いたり
彼でないと気づかない細かいチェックをしに来るような気がしました。

友達と話しをしていても、ステージの袖にチラチラ目をやっている
自分に気づきました。

そんな風にしていて、少し気持ちが落ち着かない中

「今回のステージ、KOKIAの体調も良さそうだし、舞台演出も素晴らしい。」

そう聞いていた今年の春コンサートの幕が上がりました。


【セットリスト】
 第1部
  1. そよ風が草原をなでるように
  2. 私の太陽
  3. 君をさがして
  4. 世界の終わりに
  5. 大丈夫だいじょうぶ
  6. 孤独な生きもの
  7. something blue & something red
  8. 優しい調べ
  9. 愛と平和と音楽と
  10. 私が見たもの

 第2部
  1. 調和
  2. 大事なものは目蓋の裏
  3. 大人のオオカミ
  4. 本当の音
  5. I believe~海の底から~
  6. moment~今を生きる~
  7. 世界を包むRibbon in our heart
  8. INFINITY
  9. はじまり

   ピアノ:浦 清英
   ベース:斉藤光隆
   チェロ:四家卯大
   ヴァイオリン:沖 祥子
   ギター:関 淳二郎
   パーカッション:山本恭久



昨年とはまったく違うコンサートでした。

ご本人も仰っておられましたが、第一部は「たおやかで心に染み入る」ような
しっとりとした歌が多く、KOKIAさんのコンサートを初めて観た友人は
KOKIAさんを「妖精のようやったわぁ」と表現されていました。

打って変わって第二部は、KOKIAさん渾身のセットリスト
どの曲も魂を込めて歌い上げる曲ばかり。

以前、shi-をして「息ができない・・・」と言わせたときのセットにも似た
聴く側にも相応の覚悟が必要に感じた楽曲の数々。

確かに今回、KOKIAさんの歌唱力もサポートメンバーさん達の演奏も
それは素晴らしい技量で素敵なコンサートでした。

KOKIAさん、今年は体調もさることながら
気持ちも昨年とは違って、だいぶ落ち着かれているように見えましたし。


・・・でもね、やっぱり違うんですよ。


shi-が、私の手を握り、息をするのも苦しそうに震えて聴いていた
私が知っている、あの10周年のコンサートや、初めてのオーチャードコンサートとは。

自分を支えてくれる多くのファンに見てもらう。
新しく自分を観に、歌を聴きに来てくれた方達に見てもらう。
日頃から自分を支えてくれる関係者の方達に見てもらう。

そして自分の大好きな人に見てもらう。

心からの感謝と愛を込めて。

「どう?私、頑張ったでしょ」って。

その姿が輝いていて、その気持ちに偽りがなくて
魂がこもっていると今その瞬間に感じるから、大きな感動がある。

そんな風に私はKOKIAさんの大きなステージを観ていたんだと思います。

今回KOKIAさんが告知された結婚相手というのは「音楽(歌と楽曲)」。
「この人と一緒に歳をとってゆけたら、どんなに幸せだろう。」と思うお相手とは
昨年亡くしてしまった大切な「彼」。

もしも今回のコンサートで、そんなこれからの覚悟を表したのだとしたら・・・

そんな覚悟をしてこれから歩む道は、いったいどんな道なんでしょう。
これからKOKIAさんが歌う「愛」は、聴く人にどう寄り添っていくのでしょう。

私が観た今年の春コンサートは、KOKIAさんの卓越した歌唱力を堪能するには
十分な準備がなされたものに感じましたし、そういう意味では決して期待を裏切らない
完成度の高い素晴らしいコンサートでした。

でも、私は今回、コール(声援)も送らなかったし、スタンディングオベーションも
しませんでした(というか、そうしようとは身体が反応しませんでした)。

いろいろ考えてKOKIAさん、決心したことがあるとしても
いつかまた、あの頃のようなパフォーマンスを魅せてくれると信じています。
そしてあの頃を超えていただきたいと思います。

たとえそのときに一番に見てもらいたい人が、変わらなかったとしても
他の誰かであったとしても。

歌う人KOKIAが本当に輝きを放つコンサートは
まだまだ、こんなもんじゃないと思います。

あなたを超えられるのは、あなたしかいません。


頑張れKOKIA、ずっと応援しています。





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プロフィール

日和

Author:日和
ファミリーでKOKIAさんを追っかけていましたが、子どもたちもすっかり大きくなった為、現在は夫婦2人で休日気ままに、あっちへフラフラ~こっちへフラフラ~。shi-が運転免許を取得。慣れてくる頃、休日のお楽しみドライブではコックピットの奪い合いが勃発しそうです^^; KOKIAさんのライブ会場へも時々は出没します。
基本、夫婦いつも一緒。^-^

日和:私(お父さん) 
shi-chan:ハニー(お母さん)
chi-:娘(大4)
yu-:息子(大1)
愛犬:ロザリー(♀6才)

KOKIAさんの紡ぎ出す美しい歌と音楽が大好きです。ここ数年は毎日の更新をしていませんが、家族の出来事を中心に、ほのぼのと感じた出来事などを時々綴らせていただいております。

皆様どうぞ宜しくお願いします。

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